for sailing pleasure, Sounth Izu, Japan, since 1992
ノウマディッククラブ
ノウマディッククラブは海や自然を愛する人たちの小さなクラブで、伊豆半島西南端の壮大な海洋を楽しむために、クラブハウスとヨットを所有しています。
クラブハウスは国立公園特別地域と名勝地域の絶好の自然環境にあります。駿河湾を眼下に見下ろす高台から海に向かって野生のサクラの原生林が広がり、4月はじめには一面のサクラの花で覆われます。英国田舎家風の全木造で20数年経過した建物は、バラやジャスミンが這いあがり、風雨にさらされて田園になじんでいます。ヨット乗りたちが嵐を避けて長期滞在できるように完備したキッチン、寝室、ラウンジ、バーと音楽室があり、冬の寒さを和らげる暖炉もあります。
バーには精巧な手作りの帆船模型が5艇と、スペインの帆船(海賊?)に使われていたという大きな舵輪が飾ってあります。
海から帰還して、ここで友たちと料理を楽しみ、酒を酌み交わすには最適の場所です。
広い庭園は南の海面から反射する光にあふれ、多数のバラや果樹が植栽され、芳しい香りに満たされます。数多くの小鳥が訪れ繁殖する鳥の楽園で、朝は鳥の囀りで目が覚めます。バーベキューテラス、夏の野外で快適なキャンピングカー、菜園もあります。
時には10メートルを超す激浪に浸食され彫琢された半島南端の海岸線は、神々しいほど壮麗なのですが、そのために一層
人間の接近を拒否しています。
道路すら海から隔てざるを得ない波勝崎から奥石廊崎までの、最後の秘境といえる海域は観光客の目から完全に隠ぺいされ、
封印されています。
この神々の領域に侵入するために、特殊なヨットを使用します。
幅が6メートルほどあるこの船は荒波にも安定して傾きません。
膝下位の浅瀬まで接近できますので、入り組んだ絶壁の水路を探索したり、狭い入り江に投錨してシュノーケル遊び、そのあとの冷えたビールとランチは至福の時です。ひとたび広い海面に踊り出れば、
良風で軽々と10ノットを超えて帆走します。セイルを揚げ風をはらんだ瞬間、ヨットは蘇ったように走り出します。そのときだれもが自然の偉大な力を感じ、感動します。エンジンやモーターの動力に慣れている私たちが忘れてしまった太古の不思議な魔法の世界にもどるからでしょう。この船の詳細は別ページ (or右上の画像をクリック)で参照できます。
ノウマディッククラブは会員制です。クラブを利用できるのは会員本人と、同伴者と紹介者ですが、後2者も会員と同等の利用ができます(注1)。会員資格は健全な市民で海・自然志向であれば歓迎です。
入会金は、12,000円、会費(12か月または有効期間内)は、48,000円です。(いずれも税込み)
年会費は48ポイントの利用ポイントに換算され、このポイントの範囲で施設を無料で利用できます。クラブハウスの予約と利用は、1人1泊=4ポイント、ヨットの船長つきチャーターは1人1日=8ポイントです(注2)。
たとえば、2人(会員本人、同伴を問わず)のご利用で、2泊、ヨットを1日チャーターすると、16ポイント(4p×4人泊)+16ポイント(8p×2人)=32ポイントとなります(注3)。
12か月期間内で、通算して48ポイントに至るまで会員は有効ですが、48ポイントの時点で会員資格は終わります(注4)。12か月経ってなおポイントが残存しても、会員は終了します。終了または更新しても、残存ポイントは返還、繰り越しされません。会費を追加すれば、終了時点から会員資格は更新されます(注5)。
利用に際しての現金の支払いはありませんが、会費とポイントを対価換算すれば、1人1泊4,000円、ヨットチャーター8,000円に相当します。(注6)
フランス人のドキュメンタリー監督がクラブの庭に立って輝く海を眺め、「ああ、天国はここにあったのか!」と声を上げたことがあります。ノウマディッククラブの、ここにいるだけで、いや、ここだからからこそ、人間の世界から隔離されて、伊豆半島の 大自然のなかでわくわくする冒険気分を満喫できます。
ノウマディッククラブは、テレビ局プロデューサー27年の経歴を持つ佐藤和哉が、日本の既存のホテル・ペンション・大手リゾートなど(注7)の概念にとらわれない家庭的・地中海的・隠れ家的・きわめて趣味的・環境と財布にとてもやさしい海辺のクラブを創ろうと私財を投じて設立(1992)したものです。
〒415-0531 静岡県賀茂郡南伊豆町伊浜1744-5
ノウマディッククラブ
Email: nomad.sato@gmail.com